明日の研究者になりたい

中国地方の某大学院博士課程に進学が決まったブログ.

ポカポカゴールデンウィーク

昨日までゴールデンウィークでしたが,子供の日に研究室のイベントに手伝いへ行った以外ほとんど家or研究室でだらだらしてました.

だらだらできるのって久しぶり過ぎて幸せでした.特に昼寝とか...


今日の進捗

 今日も今日とて研究です.といっても最近は方針決めするための論文読んでばっかりですが...

 

運動感覚

 Prof.Gandevia 先生の「The kinaesthetic senses」を読みました.

Gandevia先生は力・重さ知覚とかSense of effort とかで30~40年前からかなりの量の論文を出されているようで,自分的にはこの手の分野の第一人者なんかなーと認識してます.

「Kinaesthetic senses」は訳すると「運動感覚」ですね.

運動感覚ってのは腕がどこにあるか認識できる「位置感覚」やどのように動かしているかを認識できる「動作感覚」を総称しています.

で,この運動感覚に起因するのが主に筋肉なんです.

筋肉ってただ力を出すためのアクチュエータとしての役割だけじゃなくて,力をセンシングする能力も持っています.

このセンシング能力を使って,つまり筋の状態(筋繊維の伸縮)で位置とか動作の状態

を脳に提供します.

ここで面白いのが,動作を行う直前の状態にこのセンシング能力が依存するんです.

この論文内で紹介されていたのが,例えば

  • 肘を完全に屈曲した状態
  • 肘を完全に伸展した状態

である位置まで腕を持っていってくださいといったとき両者の間で20deg.の誤差があるんですよね.

というのも筋内部のセンシング器官である「筋紡錘」の状態が変わっちゃうことでうまくセンシングできないことがあるんです.

これだから筋肉は面白い!!

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あとは近年ではSense of effortが運動感覚に大きく起因しているのではないかと考えられているようです.

Sense of effortってのはいわゆる努力感.

「これだけ頑張って力を出してる!」っていう感覚のことです.

この「頑張ってる感」ってのが要は脳から筋へ力を発揮するための指令を送っている量(遠心性信号)になっております.

エフォートはフィードフォワードの指令,つまり「こういう運動をしたい!」っていうのに対して「大体これくらいの指令かな?」ってのが筋肉に送られて筋肉が動くわけです.

これに対して誤差が大きかったりするとその情報をフィードバックして運動を修正します.

スポーツ選手とかはこのフィードフォワードが絶妙で修正がほとんど要らないんですよね.

でも元から上手いというよりは同じ運動を何度も繰り返し行うことで学習と修正を繰り返して精度を高めてるわけです(元から上手い人は運動神経が良いって言われたりします,でもスポーツ選手だと限りなく運動神経が良いうえに努力してると言った方が正しいのかな).

まぁこんなところです.

あんまり中身に触れてないような...


 じゃ,明日も頑張ります.